CT導入しました

CT(コーンビームCT)を導入しました。

コーンビームCT(CBCT)は,被写体に円錐状のX線ビーム(コーンビーム)を照射して回転撮影を行い,コンピュータを用いて3次元像を生成します。従来のX線CT装置と比べると濃度分解能は劣りますが,一回転の照射で 3次元像を得られることで被曝量を少なくできる特徴があります.

<長所>

  • 装置がコンパクト
  • 被爆量が少ない
  • 高画質である
  • 金属アーチファクト(画像の乱れ)が少ない
  • 短時間で三次元画像を構築できる
  • 座って撮影できる

<短所>

  • 軟部組織が反映されない
  • 撮影する範囲が狭い

以上のような特徴を持ち、今までは歯科の分野で用いられていましたが、近年撮影範囲の広くなった機種が開発され、当院が導入したCTでは汎副鼻腔から中耳まで同時に撮影することも可能です。


CTのサンプル画像です。